仙台八木山の庄子です。

「住まいとは雨露がしのげるだけではなく、人間を練り鍛える道場、人格の成長をはかる場所である。(一部抜粋)」
この言葉は、やえがし工務店初代社長である現在の会長が尊敬する「松下幸之助」氏の言葉です。
この文章は全文が(株)やえがし工務店本社に額入りで掲げてあります。(写真)

はじめてこれをを読んだとき、建築に関わる身としてハッ!と衝撃を受け、以来この言葉を机の脇に張っています。

「住まい」の大切さを教えてくれる素晴らしい言葉です。

では、自分の現実に置き換えると・・・
借家の手狭になってきたアパートに3歳、0歳の子供と夫との4人暮らし。
玄関を開けたとたんに溢れる靴・ベビーカー。
リビングに入れば、山積みの絵本やパズル。その脇には、赤ちゃんの布団。。。
保育園から持ち帰ってきた荷物いっぱいのバッグが置かれ、その隣には畳まれることを待っている洗濯物の山。
そして、ついには歩くスペースも無くなり、その洗濯物の上をズカズカ歩いてゆく子どもの姿が・・・。

あぁ・・・。 これからこの子どもたちの人格形成はどうなっていくのか・・・。
私たち夫婦の人格の形成は・・・。
松下幸之助氏の言葉とのギャップに不安がよぎってしまいます。

自分が家を建てるなら、ああしたい!こんな家にしたい!!
収納だってもっと欲しい。日々の中で必要な空間が見えてきます。
毎日、切に、切に、感じます。

そして、これから家を建てる子育て世代のお客様も、リフォームを希望される団塊世代のお客様も、きっと皆様いろいろな思いを抱えているはずなのではと・・・。

「人格の成長をはかれる場所」  とても重い言葉ですが、そんな空間に少しでも近づけるよう、お客様の思いを共有し、それぞれのお客様のライフスタイルにあった空間を提案できるよう自分自身も練り鍛えていきたいです!!

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